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お話・読み聞かせ , ehonly , えほんりー , 絵本 , 読み聞かせ
なんでもポイポイおもちゃ箱に投げて片付ける女の子のお話。
お片付けが面倒くさい女の子がおもちゃ箱にポイポイおもちゃを投げていると、「ボクはクレヨンだよ!」クレヨンはケースにしまって欲しいとお願いをします…
お片付けはつぎに遊ぶ準備なのだと学べます。
「お片付けめんどくさい」寝る前にお片付けする約束をしていたリコちゃんは、ムスッとふくれっ面をしながら、何でもかんでもおもちゃ箱の中にポイポイ入れていきます。
すると「僕はクレヨンだよ。ちゃんとケースにしまってよ。」おもちゃ箱へ放り込まれそうになっているクレヨンが言いました。リコちゃんが「めんどくさいよ」と答えると
「この前、黒色さん、おもちゃ箱の中でボッキボキに折れちゃったでしょ?」とクレヨンに言われて、リコちゃんは使えなくなった黒色を思い出し、渋々クレヨンのケースをおもちゃ箱の中から探しました。
「あったあった」リコちゃんがクレヨンのケースをあけると、緑色や赤色もありません。「そういえば今日、お花を描きたかったのに緑と赤がなくてやめたんだっけ。」リコちゃんは他の色も探し始めました。でも…
「あれ?どこいっちゃったかな?」おもちゃ箱をガラガラ探しましたが見つかりません。おままごとセットの中も見ましたが、色鉛筆が1本入っているだけでした。「ずっと探していたピンク、こんなところにあったんだ。」
色鉛筆をケースにしまうと、他の場所を探し始めました。すると、緑色は引き出しの中、赤色はペン立ての中にささっていました。ケースに戻ったクレヨン達は「久しぶりに会えたね!」嬉しそうに喜んでいました。
すると今度は「ボクは本棚に入れてね」おもちゃ箱へ入れようとしていた絵本が言いました。「私は引き出しね」落書き帳も言いました。「僕たちはちゃんと文房具のケースにしまってほしいな」のりとハサミが言いました。
リコちゃんは「ちゃんとお片付けするって大変だ…」と言いながら、おもちゃ箱にポイポイしまうのをやめて、それぞれの場所へ片付けました。すると「ありがとう!また明日!」みんな嬉しそうに言いました。
次の日、工作をしようと思ったリコちゃん。「のりもハサミも探さなくってもどこにあるのかわかる!」おもちゃ箱の中をガラガラ探さなくてもすぐに遊ぶ準備ができました。「落書き帳はここ!」「クレヨンは…うん、全部揃ってる!」
しまった場所がわかるので、どの遊びもすぐに始められました。お片付けはきれいにするだけではなくて、次に遊ぶ準備にもなるのだとわかったリコちゃん。それからは本当のお片付けができるようになりました。
おしまい