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お話・読み聞かせ , ehonly , えほんりー , 絵本 , 読み聞かせ
眠くて仕方のない女の子が寝る準備を頑張るお話。
「ハミガキは…?」「おトイレは…?」「明日の支度…?」
眠ろうとする女の子にやらないとどうなるかみんなが教えてくれるしつけ要素のあるお話です。
「おやすみなさい」パパとママに挨拶をしたのんたんは、眠たそうに自分の部屋へ向かいました。すると「のんたん、歯磨き忘れてる」洗面所の歯ブラシに呼び止められました。のんたんは眠い目をこすりながら、シャカシャカシャカシャカグジュグジュペッ。
歯磨きを済ませると「これで虫歯にならないね。おやすみなさい。」歯ブラシが言いました。「ふわぁぁ…おやすみなさい…」のんたんはあくびをしながらコックリコックリ自分の部屋へ向かいます。
すると「のんたん、トイレ済ませてないよ」トイレの扉が言いました。「ああ、そうだった…」のんたんは眠くて眠くて、半分目を閉じたまま、ゆっくりゆっくりトイレを済ませると、ゴシゴシ手を洗いました。
「これでおねしょは安心だね。おやすみなさい。」トイレの扉が言いました。「うん…おやすみなさい…」のんたんはもう眠ってしまいそうで、うつらうつらしながらベッドに横になろうとしました。
すると「のんたん、明日の支度が終わってないよ」部屋においてある鞄が言いました。のんたんは「え〜、もう眠いよ…」と言いながらゆっくり起き上がって、寝ぼけながら鞄に荷物を詰め込みました。
「これで忘れ物しないね。おやすみなさい。」鞄が言いました。「おやすみなさい…」もうほとんど寝ているのんたんがようやくベッドに入ると、ドンッと大きな物音がしました。
それはリビングでパパが本を落としてしまった音でした。音に驚いたのんたんは、びっくりしすぎて眠いのなんてどこかへ吹っ飛んでしまいました。「あ〜困ったな。眠れなくなっちゃった。」
そこで、のんたんは絵本を手に取りました。すると「おやすみなさい、もう寝る時間だよ」絵本が眠たそうに言いました。のんたんは「あっ!おやすみなさい…」あわてて絵本を本棚へ戻すと、お絵かきをしようとクレヨンを引き出しから取り出しました。
すると「おやすみなさい、もう寝る時間だよ」クレヨンは眠たそうに言いました。のんたんは「う〜、おやすみなさい…」残念そうにクレヨンを引き出しに戻すと、おままごとをしようとぬいぐるみを手に取りました。
すると「おやすみなさい、一緒に寝ましょう」ぬいぐるみはあくびをしながら言いました。「はあ、しょうがないか。うん、一緒に寝よう。」のんたんはぬいぐるみを抱きしめるとベッドに一緒に入りました。
すると「おやすみなさい」ベッドが言いました。スースー…気持ちよさそうなぬいぐるみの寝息が聞こえてきます。それを聞いたのんたんは、だんだん眠たくなってきました。「おやすみなさい」のんたんはウトウトウトウトゆっくり眠りにつきました。
おしまい