あらすじ…

ウンチを我慢したらどうなるのか学べるお話。

学校のトイレに住んでいるウンチの神様。なかなかウンチをしにやってこない子どもたちを不思議に思って、教室に行き、みんなに聞いてみることにしました。すると…

学校でも我慢しないって大切ですね。

うんちの神様

「ふわぁぁぁ…ひまだなぁ…」学校のトイレに住んでるウンチの神様は、とっても退屈していました。ウンチの神様はウンチをしたときに、お腹も気分もスッキリさせてくれる神様です。「なんで子どもたちはウンチしにこないんだろう」ウンチの神様は毎日首をかしげています。

ある日ウンチをしたそうな男の子がやってきました。「よしよし、こっちに来い！」ウンチの神様は男の子を見つめますが、男の子はトイレの前に立つと、「ん～、やっぱりやめとこ！」行ってしまいました。

次の日も次の日も誰かしらトイレにやってきますが、「なんか恥ずかしいな…」「からかわれたらやだな…」「家のトイレがいいな…」みんななかなか入りません。ウンチの神様はがっかりしました。

「思い切ってみんなにきいてみよう！」ウンチの神様はトイレを飛び出しました。「ワシはウンチの神様じゃ！みんなどうしてトイレでウンチしないんじゃ！？」教室の子供達はびっくり！そして誰かが答えました。

「学校でウンチって、からかわれたりするし…」ウンチの神様はとてもショックを受けました。「ウンチは誰でもするのに、からかわれるだって！？」ウンチの神様は首をかしげました。「家でウンチするのと学校でウンチするの、何が違うのかさっぱりわからん…」

ウンチの神様はみんなに話し始めました。「ウンチ我慢すると、どうなるかしってるかい？」「お腹痛くなる！」子どもたちが答えます。「うんうん、まずはお腹が痛くなるで正解じゃ。それからお腹が痛くなると勉強に集中できなくなる。」

「でもそのうちにウンチがしたくなくなるんじゃ。そうなると、今度はウンチがお腹に溜まっているのにウンチがしたいと思わなくなって便秘になる。ウンチがでなくなると、お腹の中バイキン達が悪さをして、病気になったりするんじゃ。」

子どもたちは静かに聞いていましたが…「病気になるのヤダ！」「ウンチ我慢するってすごいからだに悪いんだね！」ざわざわ話し始めました。「スッキリすると勉強もたくさん頭に入るし、なによりも…

スッキリした顔は爽やかで、男の子はかっこよく、女の子は可愛くちょっとだけ素敵になれるんじゃ！」それを聞いた子どもたちは「これからみんな学校でウンチしようぜ！」「病気になったら大変！」「さわやかにかっこよくなれるなら良いよね！」

みんなウンチをすることが恥ずかしかったりちょっと嫌だと思わなくなりました。みんなの言葉を聞いてウンチの神様はガッツポーズ。次の日さっそく「ボク、ウンチしよっかな」男の子がやってきました。

ウンチの神様はお腹がスッキリ、気分もスッキリするようにお祈りをします。「ウンチの神様ありがとう！」男の子は用を済ませると、爽やかなちょっとかっこいい顔でトイレを出ていきました。それからぽつりぽつりとウンチをしに来る人が増えていきました。

ウンチの神様はどの学校のトイレにもいます。ウンチを我慢しないでトイレに行けば、きっとお腹がスッキリ、気分もスッキリ、ちょっとかっこよく、ちょっと可愛くなれるでしょう。あなたの学校のウンチの神様は、退屈していませんか？

おしまい

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