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【絵本 読み聞かせ】ワンワンのぬいぐるみが大好きな子供のお話/君は宝物(きみはたからもの)

2020-8-1

あらすじ…

女の子がどんなものが宝物なのか気がつくお話。

大好きなぬいぐるみを公園でなくしてしまった女の子。一人ぼっちでどこかにいるぬいぐるみが心配で暗くなってから探しに行くと…

宝物がたくさんあるって素敵なことですね。

君は宝物

ある朝、大きな産声が響き渡りました。元気な女の子が産まれたのです。女の子のパパとママは「この子は私達の宝物」そう言って嬉しそうに赤ちゃんをぎゅーっと抱きしめました。

女の子は心ちゃんと名付けられ、すくすく育ちました。パパもママもよく「心は宝物だよ」と言って心ちゃんを抱きしめました。でもまだ小さな心ちゃんは「たからもの」と言われてもピンときません。ただぎゅーっとされるのが嬉しくて喜んでいました。

心ちゃんは4歳のお誕生日にもらった犬のぬいぐるみに、ワンワンと名前をつけて毎日大切にお世話をしました。「そのワンワン、すき?」ママが優しく尋ねると、「うん!」心ちゃんはワンワンを愛おしそうにぎゅーっと抱きしめました。

ある日、ママと公園に遊びに行った心ちゃん。もちろんワンワンも一緒です。砂遊びがしたかった心ちゃんは、「いい子に待っててね」と汚れないようにワンワンを少し離れたベンチに大切にお留守番させました。

立派なお城を作り終わった心ちゃん。手を洗ってベンチに戻ると「あれ…?」ベンチでお留守番しているはずのワンワンがいません。心ちゃんは慌てて公園の中を探し回りましたが、ワンワンは見つかりませんでした。

「明日また探そうね」ママに言われて家に帰った心ちゃんは、ソワソワ落ち着かないようす。「ひとりぼっちヤダよね。怖いよね。早く見つけてあげなくちゃ!」心配でたまらない心ちゃんは、思わず公園に探しに行ってしまいました。

広い広い公園を一人で探している心ちゃん。ぜんぜん見つからない悲しい気持ちと、一人ぼっちの怖さで、だんだん涙が溢れてくると「怖いよう~悲しいよう~」ついにはうずくまって泣きだしてしまいました。

すると、「心ちゃん!」ママの声が聞こえました。心ちゃんが振り返ると、泣きそうな顔で走ってくるママが見えました。手にはいなくなったワンワンを持っています。「ママ!ワンワン!」心ちゃんはママに飛びつきました。

「ワンワンいなくなって心配したでしょ?ママも心がいなくなて、とっても心配したよ。」ママは心ちゃんを抱きしめました。「うん、ごめんなさい」心ちゃんは泣きながら謝りました。

帰り道、ワンワンは、忘れ物だと間違えたお友達が持っていてくれたのだとママが話しました。「心の宝物、無事でよかたね。ママの宝物も無事で良かった♪」手を繋いでいるママがにっこり笑いました。

「ママもパパもワンワンも、じぃじもばぁばも、友達も、みーんな心の宝物!みーんな元気でずーっと一緒にいたい!」心ちゃんも笑うと、ママはぎゅーっと心ちゃんを抱きしめました。

おしまい

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