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手洗いウガイの大切さを伝えるお話。
おやつの時間。手のひらを見て汚れていなかったので、男の子がそのまま食べようようと、突然手のひらにバイキンが沢山ついているのが見えるようになりました。ハイタッチしたママの手にもバイキンが感染ってしまい…
石鹸でしっかっりゴシゴシ洗うことが大切だと学べます。
「ただいまー!」公園から帰ったはじめちゃん。そのままリビングに駆け込むと、椅子に座っておやつを食べようとしました。「手を洗ってから食べてねー!」忙しそうにママがキッチンから言いました。
はじめちゃんは自分の手のひらをじーっと見てみましたがドロはどこにもついていません。「手、きれいだよ!」そのままはじめちゃんは手を洗わずにおやつを食べてしまいました。
次の日もはじめちゃんは手を洗わずにおやつにまっしぐら。「いっただきまーす!」すると、綺麗に見えた手のひらに小さなバイキンがウジャウジャ動いているのが見えました。「う、うわぁ!何だこれ!?」はじめちゃんはびっくりしてママのもとへ走りました。
「ママ!みて!」はじめちゃんが手のひらを見せると、ママは「可愛いおてて」と楽しそうにハイタッチ。するとママの手にバイキンが移ってしまいました。でもママは全く気が付いていません。どうやらこのバイキン、ママには見えないようなのです。
「ママの手にバイキン移っちゃたよ!」はじめちゃんが慌てている様子を見てママは首をかしげながら「はいはい」と石鹸で手を洗いました。はじめちゃんもついでにささっと、石鹸を使わないで手を洗いました。
タオルでふいて「これでバイキンいなくなったかなー?」はじめちゃんが手をみると、全然バイキンは減っていません。「えー!!なんでー!?」「石鹸つけて洗わないとね」ママは不思議な顔をしながら石鹸を指さしました。
はじめちゃんは、次は石鹸をつけて洗いました。手のひらだけちゃちゃっと洗って水で流すと、おそるおそる手を見てみました。まだ全然バイキンだらけです。「おかしいなー。石鹸つけたのに…」
「このままバイキンがずっと手にいたら…ボクずっとおやつ食べられないかも…」バイキンがウジャウジャいる手のひらを見てはじめちゃんは泣きそうになりました。ママは「バイキンはね、しっかり洗わないといなくならないのよ。一緒に洗ってみよっか。」
ママはもう一度手を濡らして石鹸をつけました。「まずはね、手のひらを合わせてゴシゴシしてね。アワが沢山出てきたら今度は爪を手のひらでゴシゴシしてね。」
はじめちゃんはママを見ながら一生懸命まねっこします。「親指は反対の手でぐるりとねじって洗うのよ。手の甲もゴシゴシ忘れないで。指の間もワシャワシャ洗って、最後に手のひらを洗うのよ。」
「最後はバイキンばいばーい!って、しっかり水で流してね。ガラガラぺってうがいもできたら完璧よ♪」「バイキンばいばーい!」はじめちゃんはしっかり水で流すと、うがいもしました。今度こそと手のひらを見てみると、バイキンはすっかりいなくなっていました。
美味しいおやつを気持ちよく食べることができたはじめちゃん。ちゃちゃっとあらうだけじゃバイキンはいなくならないとわかりました。次の日からはじめちゃんは、家に帰ってきたら、爪の間から指の間までしっかりと石鹸で洗って、うがいもするようになりました。
おしまい