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【絵本 読み聞かせ】七五三 の お祝い(しちごさん の おいわい)/七五三って?どうして祝いするの?学べる読み聞かせ絵本

2019-10-23

あらすじ…

どうして七五三は着物を着るのか、なんでお祝いするのか、

子供も大人も学べる七五三のお話です。

 

七五三 の お祝い

 

今日は11月15日。7歳のひなちゃんと5歳のれん君は朝からバタバタと七五三の準備をしていました。「七五三ってなにするのー?」着物を着せてもらいながら、ひなちゃんはママにたずねました。

「大きくなったお祝いと、これからも無事育ちますようにって神様にお願いするのが七五三よ。昔はね、赤ちゃんが大きく育つことはとてもすごいことだったの。」着物の帯を締めたひなちゃんは、ちょっぴり苦しそうにうなずきました。

「着物って苦しいのに、どうして着るの?」着物を着終わったひなちゃんは、鏡の前でくるりと回りながら言いました。「7歳の七五三には『大人と同じキレイな着物が着られるくらい大きくなりました。』って意味があるのよ。」

「ママも七五三の時、着物が苦しくておばあちゃんに同じことを聞いたわ。」「7歳まで生きられるって、とってもすごいことなんだぞーって、おじいちゃんにもおばあちゃんにも言われたっけ。」ママは懐かしそうにクスクス笑いました。

「じゃあボクはー?」袴姿のれん君は刀を振るマネをしながら言いました。「5歳も同じ。『大人と同じ袴を着られるようになりました』って意味があるの。」「じゃあ3歳はー?」2人は声を合わせて言いました。

「昔は3歳のときに『髪置き』って言う髪を伸ばし始める儀式があったの。生まれてすぐに髪の毛を剃ると、黒くて丈夫な毛が生えるって思われていたから、昔の子供はみーんな3歳まで髪を剃っていたのよ。」ママの言葉に2人は顔を見合わせました。

準備が終わると、さっそく家族はみんなでお参りに向かいました。神様に手を合わせて「これからもすくすく育ちますように」しっかりお祈りをしました。すると、神社の人が長い袋をお土産にくれました。

二人はさっそく袋の中を覗き込みました。「ながーい飴!」ひなちゃんはクスクス笑いました。「なんて読むのー?」れん君が袋の文字をパパに見せました。「これは、【ちとせあめ】って読むんだよ。昔は千年飴(せんねんあめ)とも言われていたんだ。」

「千年くらい食べれるの?」ひなちゃんは目をまん丸くして、飴を見つめました。「千年食べられるわけじゃなくて、千年くらい長生きしてネって意味が込められているんだよ。」

「千年生きられたらすごーい!」二人はケラケラ笑いました。「そう願うくらい、昔の人にとって、子供が無事に育つことはすごいことだったんだぞ。」パパは真剣な顔で二人の肩をポンっと叩きました。

パパの言葉に二人は笑うのをやめると「ありがとうございました!」神社に向かってお辞儀をしました。パパとママもお辞儀をすると、みんなでお祝いのケーキを買って家に帰りました。

 

おしまい

 

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