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【絵本 読み聞かせ】ハロウィンのおばけ/ハロウィンについて学べるおばけのお話

2019-10-2

あらすじ…

ハロウィンってなーに?ハロウィンについて楽しく学べるおばけの物語。

おばけのドロロンはハロウィンの日に子供を探して回ります。そのときいい匂いがしてきて…。 人間にとってもおばけにとってもハロウィンは特別で大切な日なんです。

 

ハロウィンのおばけ

 

今日はハロウィン。おばけ達が人間の世界に行ける1年に1度の特別な日です。「やっと人間界へ行けるぞー!」「ボクはたくさんいたずらするぞー!」「今年こそ子供を探して魂を持って帰るんだ!」

ワクワクざわざわしていると「ハッピーハロウィン!お気をつけていってらっしゃーい!」骸骨の門番が人間界への扉を開きました。家族に会いに行くおばけ、いたずらしに行くおばけ、みんなそれぞれ嬉しそうに門を飛び出します。

人間界に着いたおばけのドロロンは「人間いないかなー♪子供はいないかなー♪」子供の魂をさがそうと街をフラフラ。すると、どこからかいい匂いが漂ってきました。「なんて甘くて美味しそうな匂い…」

ドロロンは匂いにつられて1件の家の前にやってきました。コンコンとノックすると、中からブルブル震えた人間が出てきて「これあげるから、いたずらしないで!」美味しそうなケーキをくれました。 今度は隣の家をノックすると、やっぱりケーキをくれました。

面白くなったドロロンは、「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!」脅かしながら街中の家を周りました。すると、どの家の人間も「ハッピーハロウィン!」とケーキをくれました。 たまに何もくれない家もありましたが、そんな時ドロロンは家の中を荒らして、お菓子を好き勝手にぜーんぶ盗んでしまいました。

お腹いっぱいになったドロロンは、また子供の魂を探し始めました。でもどこを探しても外にはおばけやゾンビの姿しかありません。子供どころか大人の人間もなかなか見つからないのです。「おかしいなぁ。どうしてハロウィンになると人間がいなくなっちゃうんだろぉ?」

ドロロンが首をかしげていると、ランタンを持った気味の悪いおじいさんがこっちにフラフラ歩いてきました。「人間がどこにいるのか知ってる?」そう尋ねると、「ヒッヒッヒ…」おじいさんは気味悪く笑ってそのまま行ってしまいました。「教えてくれたっていいーじゃんかー」ドロロンが文句を言っていると

「あのおじさんに、話しかけるなんて勇気あるね!あの人は生きてる頃に悪いことばかりしていたせいで、天国にも地獄にも行けずにずーっと長い間、ランタン(※カボチャのランタン)を持ってさまよってる不気味な人なんだよ。」近くに居たおばけが空へフワフワ上がりながら教えてくれました。

空を見上げるといつの間にやらうっすらと明るくなっていました。もうおばけの世界に帰る時間です。ドロロンは明るくなっても帰らないおばけやゾンビ達を不思議に思いながら、たくさんのお菓子とケーキを抱えて骸骨のいる門へと飛びたちました。

おばけ達が居なくなると、街では残っていたおばけやゾンビが着替えたり顔を洗い始めました。すると…たちまち人間へと大変身。「ことしも無事、おばけに化けて見つからなかったね!」「見つかったらおばけの世界へ連れて行かれちゃうもんね!」人間達はみんな、おばけの格好をしていたのです。無事にハロウィンを楽しんだ人間達も、それぞれの家へと帰っていきました。

 

おしまい

 

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