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自分の方が面白いと譲らないだるまさん達は、喧嘩をしてしまいました。
でも家に帰った二人は…。 喧嘩しないで仲良く遊んだほうが楽しいとわかる、仲良しのだるまさんが喧嘩して反省して仲直りするまでのお話。
どうしたら喧嘩しないで済んだのか一緒に考えてみよう。
「に~らめっこしましょ~笑うとまけよ~あっぷっぷ♪」赤いだるまさんと青いだるまさんはこれでもかというほど思いっきり変な顔をしました。
お互いの面白い顔をみた二人のだるまさん、我慢できず同時にプハ~っと吹き出しました。ゲラゲラ笑いながら「ボクの勝ちだ。」「違うよ。ボクの勝ちだよ。」自分が勝ったと譲りません。
二人のだるまさんはぷーっと口をとがらせました。「ボクの勝ちだ」「いや、ボクの勝ちだ」そう言うと、プイッとそっぽを向いて、バイバイも言わずにプンプンしながらそれぞれの家へと帰っていきました。
赤いだるまさんは「絶対ボクのほうが面白かった。」プリプリ怒りながらお風呂に入ります。でも青いだるまさんの顔を思い出すと「青いだるまさんの顔…プププッ…おもしろかったなぁ…」思わず笑ってしまいました。
青いだるまさんは「ぜったいボクのほうが勝ちだった。」プリプリ怒りながらご飯を食べました。でも赤いだるまさんの顔を思いだすと「赤いだるまさんの顔…プププッ…おもしろかったなぁ…」思わず笑ってしまいました。
「もしかしたらボクより青いだるまさんのほうが面白かったかも…。」と赤いだるまさん。「やっぱり赤いだるまさんの方が面白かったかも…。」と青いだるまさん。「喧嘩なんかしなきゃよかった…。」二人はしょんぼり言いました。
次の日赤いだるまさんが公園に行くと青いだるまさんが遊んでいました。「青いだるまさーん!」赤いだるまさんが声をかけると「君のこと探してたんだ!」と青いだるまさん。
ふたりはペコリと頭を下げて「昨日は喧嘩しちゃってごめんなさい!」とあやまりました。同時に頭を下げたので、コツンと頭がぶつかると、二人は顔を見合わせて楽しそうにクスクス笑いました。
「ねぇねぇ、にらめっこしない?」と赤いだるまさん。「ボクもそう思ってたんだ。」と青いだるまさん。仲直りした二人は、今日も仲良くにらめっこ。「に~らめっこしましょ~笑うとまけよ~あっぷっぷ♪」
「ぷぷぷ…赤いだるまさんってほんと面白い!」「ぷぷぷ…青いだるまさんはにらめっこの天才だ!」二人はもう喧嘩なんかしないで、それからも仲良く楽しく遊びました。
おしまい