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どうしてママは、うんこはトイレでっていうんだろう。うんこをする場所についていろいろ考えるお話。
うんこはトイレでしなくてもいいんじゃないかな? ぼくは想像してみた。もし、ブランコの上でしてみたら…ダメダメ、次の人が乗れないや。じゃあ、大好きなプールの中は…いろんな場所を考えてみたけど、やっぱりトイレが一番だね。
「もれちゃうもれちゃう~!!」一人でトイレに行けるようになったばかりのたっちゃん。公園で遊んでいる途中、うんこがしたくて慌ててママと家へ帰りました。玄関をあけるとトイレにまっしぐら。
「ふー…まにあった~…。」ほっと安心したたっちゃんは、うんこをしながら「なんでうんこってトイレでしないといけないんだろ…?」ちょと不思議に思いました。「あのまま公園でできたら、そのまま遊んでいられたのになぁ~。」
たっちゃんは考えました。「もし…ブランコでしたらどうなるだろう…。」ブランコの上にうんこがあるのを想像しました。「ダメダメ。ブランコの上にうんこがあったら次の人が乗れないや。」
「ん~公園の隅っこにしちゃうのは?」公園の隅っこにうんこがあるのを想像しました。「ダメダメ。犬か猫のうんこがあるだけでみんな汚いって大騒ぎだもんな。」たっちゃんは、公園の他にうんこができる場所がないか考えました。
「プールの中はどうだろう…?」プールの中にうんこがあるのを想像しました。「ダメダメ。水が汚れてみんなプールに入れなくなっちゃう。」たっちゃんはブンブンと首を振りました。
「パンツの中はどうだろう?おむつにするのと一緒かな?」パンツの中にうんこがあるのを想像しました。「うん、いいぞ。おむつと一緒だ。うんこが見えないから誰にもばれないし、だれの邪魔にもならない!おしっこみたいにびしょびしょにもならないし!」たっちゃんはニヤリとしました。
おしりを拭いて、お水を流して、手を洗って、また公園であそびはじめたたっちゃんは「次はぜったいパンツにしよう。そしたらたくさん遊べるぞー!」そう決めました。
次の日、たっちゃんはまた公園でうんこがしたくなりました。でもぜんぜんへっちゃら急ぎません。だってパンツにすれば良いんですもの。「ん~。」たっちゃんはパンツにうんこをしました。
でもおしりが気持ち悪くて遊べません。お尻も拭けないし、なんてったって臭い。泣きながら家に帰ると、お風呂でママにお尻を洗ってもらいました。
お気に入りのパンツが汚れているのを見たたっちゃんは、またまた大泣きです。「ボク、もうぜったいうんこはトイレでする~…!」泣きながらたっちゃんが言うと。ママはにっこり頭をなでてくれました。
遊びたくっていろんなところでうんこをしてみようと思ったたっちゃん。「やっぱりトイレが一番いいや!」それからは必ずトイレでうんこをするようになりました。
おしまい