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【絵本読み聞かせ】眠くないけど、おやすみなさい(ねむくないけど、おやすみなさい)/童話・日本昔話・紙芝居・絵本の読み聞かせ朗読動画シリーズ【おはなしランド】

2019-3-29

あらすじ…

眠たくないまー君がぐっすり眠りにつくまでのお話。

まー君は眠たくないまま「おやすみなさい」と部屋へ行きました。部屋にある様々なものに「遊ぼう」と誘いますがみんなは寝ています。まー君はベッドに入ると枕や布団に「おやすみ」と挨拶を始め…。

このお話から、自分が眠たくなくても周りは違うこと、夜はみんな寝る時間だと学べます。

 

眠くないけど、おやすみなさい

 

夜がやってきました。空には星がチカチカ瞬いて、お月さまはニッコリと微笑んでいます。「おやすみパパ、おやすみママ」まー君はそう言って自分の部屋に行きました。でもまー君はぜんぜん眠くありませんでした。

部屋に入ったまー君は、おもちゃ箱からヒーローの人形を取り出しました。すると人形は「もう眠いから、明日遊ぼう…」と眠たそうに言いました。「それは残念。おやすみなさい。」まー君はそう言うと人形をおもちゃ箱へ返してやりました。

そして次にヘビのぬいぐるみを引っ張り出しました。「君は眠らないだろ?さぁ遊ぼう!」まー君が誘うと「俺はもう寝てるんだ。たのむから起こさないでくれよ。」ヘビは寝ぼけながら怒りました。

「ごめんごめん、もう寝てたのか。おやすみなさい。」まー君は怒っているヘビにあやまりました。ヘビはおもちゃ箱へ帰ると、隅っこに丸まってすぐにスースーと寝息を立てました。

まー君は次に机の上に並んでいる恐竜のゴム人形を見ました。でも「ガオーガオー」といびきをかいて寝ていたので「おやすみなさい」と言って、大きなフワフワの毛布を恐竜達にかけてあげました。

どうしても眠くなかったまー君は、次にお絵かきをしようと机の引き出しからノートを取り出しました。すると「フワァァァ…明日じゃダメかい…?」あくびをしながらノートが言うので「そうだね、明日にしよう。おやすみ。」そう言ってそっとノートを閉じました。

そのときです。パタパタとママの足音が聞こえたので、まー君は急いでベッドに潜り込みました。目をつぶって寝たフリをしていると、キィーっと扉が開いて、ママが部屋に入って来ました。ママはまー君を見ると「よく寝てる」と言って頭をなでて、部屋を出ていきました。

だれにも遊んでもらえなかったまー君は、そのままベッドの中に居ることにしました。「おやすみなさい、ボクの毛布。フワフワで気持ちいいけど、ボクはまだ眠くないんだ。」

「おやすみなさい、ボクの枕。今日もとってもふかふかで、眠くなりそうなんだけど…ボクはまだ眠くないんだ。」

「おやすみなさい、電気…ボクは…まだ…おやすみなさい、カーテン…眠くないけど…おやすみなさいボク…おやすみなさい…」眠たくなかったまー君は、いつの間にかゆっくりぐっすり夢の中。

それを見ていたお月さまがそっとまー君に言いました。「おやすみなさい、また明日。」たくさん遊んだ眠い子も、もっと起きていたい眠たくない子も…夜になったら寝る時間。今日はもう、おやすみなさい。

 

おしまい

 

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