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体にいいお味噌汁のお話です。
ミコちゃんは家と保育園でお味噌汁の味が違うことを疑問に思っていました。調理の先生に聞くと、早速お味噌汁の授業をしてくれました。無添加のダシや、お味噌汁は体にいいことを聞いたミコちゃんは家でお母さんに作ってもらうことにしました。
このお話から、無添加やお味噌汁はなぜ体にいいのかが学べます。
ミコちゃんはママが作るちょっとしょっぱいお味噌汁が大好きでした。保育園の給食に出るお味噌汁も好きだけど、なんだか「おいしい」の種類が違う気がします。そこでミコちゃんは調理の先生に聞いてみることにしました。
「おウチで飲むお味噌汁と保育園のお味噌汁、なんだか美味しいが違うの。先生、なんでかわかる?」すると先生は「おウチで作るお味噌汁かぁ…。そうだ!今度、保育園で作ってるお味噌汁のお話、みんなにしてあげるね」ミコちゃんと約束してくれました。
ある日、ミコちゃんとみんなは保育園のホールにいました。ホールの長い机には、小さな魚や昆布、見たことがない茶色い硬そうなものがお皿に乗せられていました。「なんだろうねー」「このお魚、おウチに同じのあるー!」みんなザワザワと不思議そうに眺めています。
そこへ調理の先生がやってきました。「今日は、みんなが毎日食べている給食が、どうやって、どんなものを使って作られているのかお話したいと思います。」ミコちゃんはなんだかワクワクして、じっと先生の言葉に耳を傾けました。
「保育園のお味噌汁は無添加という、素材だけのダシを使っています。無添加の食べ物は、味を感じる部分を成長させるために大切な、『うまみ』というものがたくさんはいっています。」
先生がお皿に入っているものを次々に紹介すると、「その茶色い硬いやつはなーに?」「これは鰹節です!」ミコちゃんはふわふわした鰹節しか見たことがなかったのでびっくりしました。
それから、鰹節もお味噌も「発酵食品」という、風邪をひきにくくしてくれたり、身体にいい働きをしてくれる食べ物で、お味噌汁はとても身体にいいことを教えてもらいました。最後にダシ汁をみんなで飲んでみると、鰹節や昆布やお魚、いろんな味がしてしょっぱくなくてもとても美味しく感じました。
さっそく家に帰ったミコちゃんは教えてもらったことをママに話しました。「保育園と同じお味噌汁が飲みたい!」ミコちゃんのお願いにママは少しだけ困りました。ママは仕事をしていたので、毎日とっても忙しくて、無添加のダシ汁を作る時間がありませんでした。
でも身体に良いことだったので、ママは色々と調べてみました。すると、家でも簡単に無添加のダシ汁を作る方法があることを見つけました。早速その日から無添加のダシ汁でお味噌汁を作りはじめました。
「保育園の味といっしょだー!!」お味噌汁を飲むミコちゃんの嬉しそうな顔に、ママも嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
ミコちゃんの家は、その日から無添加の料理がテーブルに並ぶことが増えました。美味しい料理にミコちゃんは、今までよりもっとママの作るご飯が好きになりました。
おしまい