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【絵本読み聞かせ】お婆ちゃんとタロ(おばあちゃんとたろ)/童話・日本昔話・紙芝居・絵本の読み聞かせ朗読動画シリーズ【おはなしランド】

2019-3-3

あらすじ…

さきちゃんの家にやってきた犬タロのお話です。

タロはもともと亡くなったおばあちゃんの飼い犬でした。
おばあちゃんは亡くなる前、さきちゃんだけでなくタロにもメッセージを残していました。タロはおばあちゃんが亡くなったことをちゃんと理解しているようでした。
何年か経ち、タロがおばあちゃんの待つ天国へと旅立ちます。
タロの心の中にはずっとおばあちゃんがいました。
会えなくてもずっと家族だったのです。

ペットと飼い主の絆を教えられるお話です。

 

お婆ちゃんとタロ(おばあちゃんとたろ)

 

さきちゃんの家に1匹のワンコがやってきました。名前は『タロ』。数日前に天国へ旅立ったおばあちゃんが飼っていた犬でした。タロとさきちゃんは産まれた年も誕生日も一緒だったので大の仲良しでした。

「タロ!今日からここが新しいお家だよ!」タロは始めキョロキョロと不安そうにしていましたが、仲良しのさきちゃんのおかげもあって、すぐになれました。公園で思いっきり走ったり、家でもボール遊びやらかくれんぼやらをして、たくさん遊びました。

しばらくして、さきちゃんの5歳の誕生日がやってきました。「さき、タロ、おめでとう!」さきちゃんにはいちごの乗ったケーキ、タロには犬用のケーキが出され、みんなでお祝いをしました。

「さきちゃん、これはおばあちゃんから」そう言ってママがTVをつけてリモコンを操作すると、おばあちゃんの姿が画面に映しだされました。「さきちゃん、5歳のお誕生日おめでとう。」それはおばあちゃんが亡くなる前に撮ったビデオレターでした。

「あー!おばあちゃんがTVに映ってるー!」さきちゃんが嬉しそうに画面を見ている横で、タロも画面を見ながら、ちぎれんばかりにしっぽを振っています。

さきちゃんへのメッセージが終わり、TVを消そうとすると、「タロ…」とおばあちゃんのメッセージが続きました。みんなは静かにタロへのメッセージを聞きました。
「タロ…。元気にしているかい?一緒にいてやれなくてごめんね…。

タロがいてくれたおかげで、おばあちゃん一人でも寂しくなかったよ。タロは本当の子供みたいだった。さきちゃんのお家にはなれたかい?タロは賢い子だから、きっとみんなに愛してもらえるよ。さきちゃんと一緒に、立派に大きくなるんだよ。」

タロはまるでおばあちゃんと会話するように、画面を見ながら「クゥーン…クゥーン…」と甘えたような声を出していました。さきちゃんはそんなタロをそっと抱きしめてやりました。

タロとさきちゃんはそれからもずっと仲良しでした。ときにはふすまを破いて怒られたり、ご飯を盗み食いして怒られたり…。まるで本当の兄弟のように育っていきました。

それから何年か経ち、タロはおじいさんになりました。立つこともできなくなり、ご飯も食べなくなったころ、お母さんはおばあちゃんから預かっていた、タロへのビデオレターをつけました。画面におばあちゃんが映ると、ハァハァと苦しそうにしていたタロが寝そべったまましっぽを振り始めました。

さきちゃんはそんなタロにそっと寄り添い、身体をさすってやりました。
「タロ。お前もおじいちゃんになったんだね…。幸せにすごせたかい?頭をなでて、身体をさすってあげれなくてごめんね…。でも、さきちゃんもパパもママもいるから安心するんだよ。

みんなタロのことを愛しているから。大丈夫大丈夫…。おばあちゃん、天国で待ってるからね。大丈夫大丈夫…。」
「クゥーンクゥーン」タロは小さな小さな甘えた声を出し、その目には涙が溜まっていました。おばあちゃんとタロはどんなに会えなくてもずっとずっと家族だったのです。

パパもママもさきちゃんと一緒にタロを囲んで、「大丈夫大丈夫…」おばあちゃんの代わりに頭を撫で、身体をさすってやりました。タロの目に溜まった涙がこぼれ落ちると、タロは静かにおばあちゃんの元へ旅立っていきました。

 

おしまい

 

 

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