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【絵本読み聞かせ】ほんとのきもち/童話・日本昔話・紙芝居・絵本の読み聞かせ朗読動画シリーズ【おはなしランド】

2019-2-13

あらすじ…

お姫様ごっこが大好きなユナちゃんのお話です。

ある日ユナちゃんは、ママが女の子を育てるのは大変と話しているのを聞き、無理に男の子っぽく振舞おうとします。ユナちゃんの気持ちを知ったパパは自分が好きなようにしていいのだと話し、ユナちゃんはママに本当の気持ちを伝えることができました。ママもユナちゃんのことが可愛くて仕方がないのだと本当の気持ちを伝えてくれます。

本当の気持ちを正直に言えば、相手の気持ちも誤解せずに知ることができます。

 

ほんとのきもち

 

ユナちゃんはお姫様ごっこが大好きな女の子。いつも可愛らしいお洋服を着て「ごきげんよう」と言いながら、お姫様になりきって遊んでいました。

しかしある日突然「髪を短くしてズボンを履きたいの!」と、ユナちゃんは言い出しました。ママは驚きましたが、(子供だからお姫様ごっこに飽きてしまっただけなのかなー…)と、あまり気にしませんでした。

髪の毛を切る前の日の夜、ユナちゃんは仕事から帰ってきたパパにこっそりと聞きました。「パパは、女の子と男の子、どっちが好き?」 パパは首を傾げながら「どうしてそんな事を聞くの?」と返しました。

するとユナちゃんは、「ママがゆうと君のお母さんにね、女の子はおませさんだから大変なのよ、男の子の方が楽よって話してたの」と、悲しそうに言いました。ユナちゃんは本当は今でもお姫様ごっこが好きなのに、ママの言葉を聞いて、ママが楽になるように無理をして男の子っぽくなろうとしていたのです。

お父さんは、ユナちゃんにこう言いました。「ママのことを思って無理をしていたんだね。ユナは自分が好きなようにしていていいんだよ。嫌いになんかならない。パパとママの大切な子供なんだから。ママだって同じ気持ちだよ。」 それを聞いたユナちゃんの目から涙がポロポロこぼれると、お父さんはユナちゃんをギュッと抱きしめてくれました。

次の日、ユナちゃんはママに本当の気持を伝えました。「あのね、ママ。ユナ本当は髪の毛切りたくないの。可愛いお洋服も着たいし、本当は大きくなったらお姫様になりたいの。嘘ついてごめんなさい。」パパから全部聞いていたママは、ぎゅっとユナちゃんを抱きしめました。

「ママこそごめんね。大変って言われて嫌だったよね?」ユナちゃんはママにぎゅっとしがみつきました。「あのね、大変ってことは、その分た〜っくさん可愛いってことなの。ママはお姫様みたいなユナが、可愛くて仕方がないのよ。」「ほんと…?」ユナちゃんがママの顔を覗き込むと、「うん!」ママは嬉しそうに笑っていました。

ユナちゃんは自分の気持を正直に言うことで、ママの本当のきもちを知ることができました。それからの二人は、思ったことをなんでも言い合う素敵な親子になりました。

 

おしまい

 

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