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【涙腺崩壊】かたぐるま/感動する絵本の読み聞かせ朗読動画シリーズ【おはなしランド】

2019-1-7

あらすじ…

お父さんに肩車をしてもらうのが大好きなはなちゃんのお話です。

はなちゃんのお父さんは仕事が忙しいのでなかなか家にいません。そこではなちゃんのお母さんは、お父さんに手紙を書くことをはなちゃんに提案します。
はなちゃんはひらがなを書くのが苦手でしたが、頑張って「かたぐるま」の文字を練習し始めます。
お父さんは、はなちゃんが文字を練習しているノートを見て、仕事の疲れが吹き飛びました。
次の休みには、はなちゃんは手作りの肩車チケットをお父さんに渡し、たくさん肩車をしてもらいました。

家族間でも気持ちを伝えるために頑張る大切さが学べるお話です。

 

かたぐるま

 

はなちゃんはパパが大好きです。
パパは体が大きくて、力が強くて、ママではできない遊びを沢山してくれます。その中でもはなちゃんは「肩車」が1番好きでした。「肩車して」とお願いするとパパはひょいっとはなちゃんを肩に乗せてぐるぐる回ったりするので、はなちゃんはいつもパパに肩車をお願いしていました。

でもパパは仕事がとても忙しくて、なかなか会えません。夜ははなちゃんが寝た後に帰ってきて、はなちゃんが起きる頃にはもう仕事に行っていないのです。幼稚園がお休みの日も、仕事でいないことがよくありました。

はなちゃんは寂しくて「あと何日でパパはお休みなの??」と毎日ママに聞きました。
ママは「うーん、あと3回寝たら…かなー」と言いますが、3回寝た朝、パパがいないこともよくありました。

ある日、ママが言いました。
「はなちゃん、パパにお手紙書いたらどうかしら?きっと読んでくれるよ」はなちゃんは最近幼稚園でひらがなを習い始めていました。
でもひらがなが苦手だったはなちゃんは、「うーん…」といったまま手紙を書こうとはしませんでした。

ある日の「ひらがなのおけいこ」の時間のことです。
みんなは「あいうえお」の練習をしていました。
はなちゃんは「あいうえお」と2回書きましたが、字が大きくなったり小さくなったり上手く書けなくてつまらないので、猫の絵を描いていました。

すると突然「そうだ!」と小さな声で言って先生のところへノートと鉛筆を持って走って行きました。「先生、『かたぐるま』」ってどうやって書くの??」

先生は、はなちゃんがひらがなノートに猫の絵を描いているのを見つけて、「消してきなさい」と注意しようと思いましたが、いつもは退屈そうに字の練習をしているはなちゃんが、にこにこしながらノートを持ってきたので、猫の絵の横に「か た ぐ る ま」と大きな字で書きました。

それからはなちゃんは、毎日家で「かたぐるま」を書く練習をしました。
動物とお姫様の絵がたくさん描かれた落書き帳は「かたぐるま」の字でいっぱいになりました。

何日か経ったある日。パパが帰ってきました。
遅くまで仕事をしていたので、へとへとで玄関を開けると、ピンクの画用紙が置いてありました。
そこには、おおきな文字で「かたぐるま」と書いてありました。
その文字の横には、はなちゃんがパパに肩車をしてもらっている絵も書いてありました。

そこへママがきて「はなちゃん、毎日『かたぐるま』って練習して、パパが肩車をしてくれるチケットをつくったんだって。はやく肩車してあげないとね。」とパパに伝えました。

それを聞いたパパは、嬉しくて疲れがすべて吹っ飛びました。すぐに寝ているはなちゃんのところへ行き、ぎゅっと抱きしめながら「次のおやすみはいっぱい肩車して遊ぼうな」とささやくと、はなちゃんの頭を優しくなでました。

次のお休みの日。はなちゃんは久しぶりにパパと一緒にいました。「これ、おねがいしまーす!」はなちゃんは嬉しそうに手作りの肩車チケットをパパに手渡しました。パパがひょいっとはなちゃんを肩に乗せ「しっかり捕まってろよー!」と言いながらぐるぐる回ると、はなちゃんは「きゃー!もう一回もう一回〜!」と嬉しそうにはしゃぎました。

 

おしまい

 

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