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【絵本読み聞かせ】もし「ブレーメンの音楽隊」へ行く動物が若かったら/童話・日本昔話・紙芝居・絵本の読み聞かせ朗読動画シリーズ【おはなしランド】

2019-1-2

あらすじ…

「ブレーメンの音楽隊」で、もし動物たちが若かったらという視点で作られたお話です。

働き者のロバは飼い主と喧嘩してブレーメンの音楽隊に行くために旅立ちます。
途中でうまくいかず落ち込んでいる犬、猫、おんどりと出会いますが、ブレーメンの音楽隊へ誘うと前向きな考えを思いつきロバの誘いを断りました。
最後はロバの飼い主が迎えにきてロバも心を入れ替えてもう一度頑張る決心をします。

失敗しても喧嘩しても頑張る、我慢と前向きな姿勢を学ぶことができます。

 

もし「ブレーメンの音楽隊」へ行く動物が若かったら

 

むかしあるところに働き者のロバがいました。
ある日、飼い主さんがブレーメンという町の話をしてくれました。
「ブレーメンには音楽隊があって、働けなくなった動物たちがみんなで楽しく演奏をして暮らしているんだよ。」と教えてくれました。
「ふーん、そんな町があるのか…僕も働けなくなったらブレーメンへ行こう!」

しばらくしてロバは運んでいた荷物を落としてしまい、飼い主さんと喧嘩をしました。
「くそ~…こんな家出てって、僕はブレーメンに行ってやる!」
ロバは家を飛び出しました。

しばらく歩くと若い犬に出会いました。
犬は飼い主に怒られてとても落ち込んでいたので、ロバはブレーメンの話をしました。
「一緒に行かないか?」と誘うと、犬はとても喜びました。

しかし「僕はまだまだ働きたいから、飼い主さんにあやまってくるよ。誘ってくれてありがとう。」と言い、飼い主のもとへ帰っていきました。

ロバはまた歩きはじめました。
しばらく行くと、今度は猫に出会いました。
猫はネズミを取り逃がしてしまい、とても落ち込んでいました。
ロバはまたブレーメンの話をしました。

しかし猫も「もう一度取り逃がしたネズミを追いかけてくる!ありがとう!」
と言って、行ってしまいました。

今度はおんどりに出会いました。
おんどりは、鳴く時間を間違えてしまいひどく落ち込んでいました。
ロバはブレーメンへ誘いました。

しかしおんどりも、
「飼い主さんに目覚ましを買ってもらえばいいんだ!」
とキラキラした顔で、どこかへ行ってしまいました。

ロバはトボトボと歩き出しました。
「犬、猫、おんどり…みんな失敗しても諦めずにまた頑張っている…
僕は失敗して喧嘩して、まだまだ働けるのに逃げ出してしまった…」
ロバはだんだんと悲しくなってきました。

その時、「こんなところに居たのか!」
飼い主さんの声がしました。「心配したぞー。さぁ、一緒に帰ろう。」

飼い主さんの声を聞いたロバは、とても温かい気持ちになりました。
そして、ブレーメンに行くのはやめ、まだまだ働けるうちは、失敗しても喧嘩しても、飼い主さんと一緒にいることに決めました。

 

おしまい

 

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