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【涙腺崩壊】飼育係(しいくがかり)/感動する絵本の読み聞かせ朗読動画シリーズ【おはなしランド】

2018-12-31

あらすじ…

学校が嫌いで友達のいないひなた君と大人しくて人と話せない女の子のお話です。

二人は、めんどくさくてみんな嫌がる飼育係になります。
ひなた君と女の子は係を通して仲良くなり、はじめは嫌々係をしていたひなた君も、係が楽しくなりました。
教室でも二人は笑顔で会話をします。するとクラスのみんなが集まり友達がたくさんできました。

少しずつ周りの人と話をすると、自然と笑顔になり、いつのまにか学校が楽しくなるのですね。

 

飼育係(しいくがかり)

 

ひなた君は学校が大嫌いでした。「勉強なんてめんどくさい」「家でゲームがしたい」いつも不満ばかり言って怖い顔をしていました。その上、友達にも意地悪ばかりしていたので、みんなは怖がって、あまりひなた君と遊ぼうとしませんでした。

ひなた君が風邪で休んだ次の日、学校に行くと係が決められていました。張り出されている係から自分の名前を探しだすと、『飼育係』に名前が書かれていました。飼育係は夏休みも学校に来てウサギの世話をしなくてはいけないので、ひなた君にとっては1番嫌なめんどくさい係でした。

『飼育係』にはもうひとり名前が書かれていました。クラスで1番目立たない、おとなしい女の子の名前でした。ひなた君は「げーっ。超つまんないじゃーん。」と大きな声で叫びながら席に着きました。

飼育係はうさぎ小屋の掃除をしたりエサをあげたり仕事が沢山ありました。さすがにそれ全部をもうひとりの女の子に任せるのは悪いと思ったひなた君は、放課後「めんどくさいな〜」と言いながらも、うさぎ小屋へ向かいました。

うさぎ小屋に着くと、もう女の子が小屋の掃除を始めていました。ひなた君に気づいた女の子は物置を指さして「あっちにホウキあるから、一緒に掃除しよ!」と、想像していたのとは全然違う、明るい元気な笑顔で言いました。飼育係を続けていくうちに、目立たなくておとなしいと思っていた女の子は、いつも明るく笑顔をたやさない女の子だとわかりました。

ある日女の子は、自分から積極的に話すのが苦手なこと、そのせいでクラスではあまり人と話せないことをひなた君に伝えました。「おまえ、すごい明るいし面白いじゃん。今のまま思い切ってみんなと話せばいいんだよ。」ひなた君が伝えると、「ひなた君もね。こんなに話しやすくて面白いんだから、普通にみんなと話せばいいのに!」と女の子に言われてしまいました。

しばらくして夏休みになりました。女の子と話すのが楽しかったひなた君は、だんだん飼育係の仕事に行くのも楽しみになり、夏休みも毎日のようにうさぎ小屋に行きました。女の子とひなた君はいつの間にかすっかり仲良しになっていました。

新学期。ひなた君が教室にはいると「おはよ!」女の子が笑顔で近づいてきました。「おはよ!昨日のあのTVみた!?」「見た見た!すっごい面白かったよね!」二人が楽しそうに会話をしていると、「なになに?なんのTVー!?」「あ、オレもそれ見たよ!」クラスのみんなが集まってきました。怖がられていたひなた君と、大人しかった女の子は、いつの間にかクラスの輪の中心になっていました。

飼育係を始めてから、ひなた君は不満を言わず、いつも笑っていました。大人しかった女の子も、今では友達に囲まれています。
沢山の友達ができた二人は、毎日楽しく学校に通いました。

 

おしまい

 

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