チャンネル登録:
お話・読み聞かせ , ehonly , えほんりー , 絵本 , 読み聞かせ
おへそには実は大変重要な役割があったというお話です。
誰にでもついている”おへそ”は、いったい何のためについているのか。
実は産まれる前、お母さんのお腹の中にいたときに、おへそを通して栄養を受け取ったり、酸素を取り込んだりと生命活動を支える大変重要な役割を持っていました。人体の不思議について、可愛い文章で楽しく学習できます。
おヘソのお話。みんな、おヘソついているかな。
ついていない人、いるかな。おなかをめくって見てごらん。
ちゃーんと付いているよね。
みんな違う形。おヘソは色んな形がある。
君のおヘソはどんな形?
まんまるかな?横長かな?縦長かな?それともでべそかな?
みんな違って面白いね。
でもおヘソって、なんであるんだろう…?
ご飯を食べるためかな…?いやいや、おヘソでご飯は食べられません。
おしゃべりするためかな…?いやいや、おヘソが喋ったらすごく怖い!!
おしっこするためかな…?いやいや、こんな所からでちゃったら大変!
でもね、じつはおヘソって…ご飯も食べられるし、お口にもなるし、おしっこだってできちゃうんだ。すごいでしょ。でもそれができるのは、お腹の中の赤ちゃんだけ。
君が赤ちゃんだった頃の母さんのお腹の中を、ちょっとだけ覗いて見てみよう。
お母さんのお腹の中に赤ちゃんの君がいる。スヤスヤ眠って気持ちよさそう。
でも、お腹の中に居たら、ご飯も食べられないし、空気だって吸えない。おしっこなんておトイレに行かれないからできないよね。
どうやるのかな。
実はね、それはぜんぶ、おヘソの仕事なんだ。お母さんとお腹にいる君のおヘソは繋がっている。そして、お母さんのお腹の中からおヘソを伝ってご飯をもらう。
ご飯をもらったら、みんながウンチをするように、お腹の中に居ても身体にいらないものは出したくなる。だから、おヘソからおしっこみたいに、いらないものをお母さんに返すんだ。
そうそう、一番大事な空気!お腹の中にいても、空気を吸わないと死んでしまう。
それもおヘソからもらう。
お母さんからおヘソを伝って、ご飯と空気をもらって、君は大きく成長する。そして元気に産まれてくるんだ。
おヘソはお腹の中にいる時に、たっくさんお仕事をする。おヘソはなんであるんだろ〜?って不思議だったけど、おヘソがなかったら、君は大きくなれなかったんだ。おヘソってすごい。そして今、お仕事が終わったおヘソは、お母さんと繋がっていた大切な証として、君の身体に残っているんだよ。
おしまい