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青、黒、赤色の三人のだるまさんの、微笑ましい物語です。
ある寒い日、暖をとるためにおしくらまんじゅうを始めた青だるまさん、黒だるまさん。後から誘った赤だるまさんの力がとても強く、三人とも転がってしまいます。
それが可笑しくて大笑いしたのち、今度は自分だけの力加減ではなく、皆に合わせた力加減でおしくらまんじゅうを楽しみます。失敗は素直に謝り、その失敗を責めないことで、良い気づきがお互いに生まれたのです。
青いだるまさんと黒いだるまさんがブルブルと震えていました。 「今日はなんて寒いんだ。」「ほんとうだよ。寒くて寒くて動けないや。」公園にいる2人は、ピッタリとくっついていました。
「そうだ!おしくらまんじゅうしようよ!」青いだるまさんが言いました。「いいねー!これで暖かくなる!」黒いだるまさんが青いだるまさんにぶつかりながら言いました。
「おしくらまんじゅう♪おっされってなくなー♪」2人は楽しそうにぶつかり合っていました。するとそこへ「あぁ~寒い寒い。。。」赤いだるまさんがやってきました。
「赤いだるまさんも一緒におしくらまんじゅうしようよー!」青いだるまさんと黒いだるまさんは赤いだるまさんを誘ってみました。すると「うん!いれてー!」赤いだるまさんは嬉しそうにおしくらまんじゅうをしている中に入りました。
「おしくらまんじゅう♪おっされってなくなー♪」 3人は掛け声をかけながら、身体をぶつけ合います。でも赤いだるまさんはとっても力が強かったので…
ゴロンゴロンゴロン…3人は転がってしまいました。転がりながら3人は、顔を見合わせてケラケラと笑いました。 「ごめんごめん。強く押しすぎちゃったよ。」赤いだるまさんは2人に謝りました。
立ち上がった3人はもう一度声を合わせます。 「おしくらまんじゅう♪おっされってなくなー♪」 今度は3人共、同じ強さで押し合います。 「おしくらまんじゅう♪おっされってなくなー♪」
3人の身体はポカポカしてきました。
身体が温まって元気が出てきた3人は、おしくらまんじゅうを止めて、思いっきり身体を動かして、公園でたくさん遊びました。
おしまい