あらすじ…

なかなかトイレに行かない女の子のお話。

「トイレ行こうか？」「大丈夫！」女の子は早く公園へ行きたくてトイレに行きません。トイレに行きたいと思ったときにはもう我慢できなくなていました。「もれちゃう～」と泣いてもトイレは行列です。

トイレは早めに行かないといけないのだと学べます。

もれちゃう！もれちゃう！

ココちゃん、今日は家族で大きな大きな公園へお出かけです。早く行きたくてワクワクしているココちゃん。「トイレ行っておいてねー」とママが言いましたが「おしっこでないから大丈夫ー！」とココちゃんは、トイレにいかずに出発してしまいました。

駅に着く頃、少しモジモジし始めたココちゃん。「トイレ行っておこうか。」と、また言われても、早く公園に行きたかったので「大丈夫。」と我慢して、そのまま電車に乗りました。きれいな景色を見ていたココちゃんは、いつの間にか、おしっこしたいのをすっかり忘れてしまいました。

「遊ぶ前にトイレ行こうか。」「ううん。大丈夫！」公園についてからも、ココちゃんはなかなかトイレに行きません。公園には広い芝生にたくさんの遊具、楽しそうなところが沢山ありました。「たのしそー！」早く遊びたいココちゃんは、すぐに走り出しました。でも…

走ったとたん、おしっこが我慢できなくなってしまったのです。おへその下辺りがパンパンで、もう漏れちゃいそうです。「トイレ！！」ココちゃんが叫ぶとママが慌てて駆けつけました。「もれちゃう！もれちゃう！」ママは急いでトイレを探しまます。

すぐにトイレを見つけましたが、なんと行列ができていました。「もれちゃう！もれちゃう！」ココちゃんがいくら漏れそうでも、順番は変わりません。しょうがなく、ママは別のトイレを探すことにしました。

次のトイレはなんと故障中。「もれちゃう～…もれちゃう～…」ココちゃんはついに泣き出してしまいました。ママは急いでまた別のトイレを探します。ココちゃんはもう限界で、自分では走れません。ママに抱っこしてもらいました。

やっと見つけた別のトイレ。何人かいましたが、ここで並んで待つことにしました。「もれちゃう～もれちゃう～」呪文のようにつぶやきながらモジモジしていると、ようやくあと一人になりました。「あとちょっと！」そう思った瞬間…

気が抜けてしまったのかココちゃんは漏らしてしまいました。お気に入りのスカートもパンツもびちゃびちゃです。ママに抱っこされたココちゃんは、泣きながら着替えを取りに行きました。

トイレに戻って綺麗に拭いてもらい、着替えてさっぱりしたココちゃん。トイレは行きたいと思ってもすぐに行けないんだとわかりました。「これからはちゃんとなにかする前に必ずトイレ行く！」ココちゃんはそう心に誓いました。

さっぱりしたココちゃんは、気分もスッキリ。それからは楽しみにしていた遊具で遊んだり、芝生でお弁当を食べたり、川で水遊びをしたり、たくさん楽しい思い出を作りました。そして次の日…

「お買い物いく前にトイレいかなきゃ！」ココちゃんは家を出る前に、自分からトイレに行きました。きちんと学んだココちゃんは、その日からもう、おもらしすることはありませんでした。

おしまい

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