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お話・読み聞かせ , ehonly , えほんりー , 絵本 , 読み聞かせ
「おやすみなさい」寝ようとすると「おやすみのキスがまだよ」とぬいぐるみがおねだりします。すると次々にオモチャたちが「わたしも」「ボクも」とおねだり。なかなか眠れない女の子のお話です。
なーちゃんは部屋の電気を消すと「おやすみなさい。」枕の横にちょこんと座っているくまのぬいぐるみにキスをしました。そのままベッドに入ろうとすると…
「私とまだおやすみなさいのキスしてないわ」くまの隣に飾ってあるうさぎのぬいぐるみが言いました。「そうだったわ。おやすみなさい。」なーちゃんはうさぎのぬいぐるみにキスをしました。
もう一度ベッドに入ろうとすると、今度は机の上のキリンの人形が言いました。「ボクだっておやすみなさいのキスまだだよー」なーちゃんはベッドに入れかけた足をもどすとキリンのもとへ向かいました。
「おやすみなさい」なーちゃんはキリンの鼻にキスをしました。キリンは嬉しそうに目をつぶってスヤスヤ眠り始めました。すると…
「ボクにもしてして!」隣のぞうがパタパタ耳を動かします。「もちろよ。おやすみなさい。」大きな耳にキスをしました。ぞうはとっても幸せそうにめをつぶるとスースー眠り始めました。
なーちゃんは嬉しそうにニッコリすると、大きなあくびをしてベッドに入ろうとしました。すると、こんどはどこからか小さな声が聞こえてきました。よーく耳をすませてみると…
「私達もまだおやすみのキスしてないわ!」机の上の小さな小さなひよこの置物達が羽をパタパタしています。「遅くなってごめんね。おやすみなさい」なーちゃんは1羽ずつおやすみなさいのキスをしました。
今度こそとなーちゃんがベッドに入ろうとすると今度はクレヨン達が「僕たちにもしてほしいー!」カタカタとジャンプしながら言いました。「わかったわ、おやすみなさい」なーちゃんは一本ずつキスをしました。
「ふわぁぁぁ」あくびをしながらなーちゃんがベッドに入ろうとすると…「大事なキスを忘れていたわ!」慌ててベッドを飛び出しました。なーちゃんは部屋をでると、パパとママのもとへ急いで向かいました。
なーちゃんは「おやすみなさい」パパとママのほっぺにキスをしました。「おやすみなさい、なーちゃん。」パパとママにぎゅーっと抱きしめてもらったなーちゃん、ほっぺにキスをしてもらうと、部屋に戻ってゆっくり眠りにつきました。
おやすみなさい