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公園で遊んでいる途中、遊びたくってトイレを我慢した男の子。でもちょっぴりウンチが漏れてしまいました。どうにかママにバレないように、一生懸命ごまかそうと頑張りますが…
クスっと笑える子供目線のお話です。
太郎くんは公園で遊んでいるとお腹がムズムズしてきました。(ん~ウンチしたいなぁ)でも遊びたかった太郎君はトイレに行かないで我慢しました。そのまま遊んでいると…
(あ!うんちちょっと漏れちゃった…)太郎君はパンツにコロコロウンチを漏らしてしまいました。(ど、ど、ど、どーしよう!ママに怒られちゃう!)そのときです。「たろうくん、帰ろっか」ママが近くにやってきました。
太郎君はママにバレるんじゃないかとヒヤヒヤです。暑くもないのにあせがダラダラ出てきました。「あれ?どうしたの?」「う、う、うん。すっごい頑張ってお砂遊びしたら汗かいちゃったの。」太郎君は目をキョロキョロさせながら答えます。
家に帰りながら「なんか臭くない?」ママが鼻を押さえました。「そ、そ、そお?あっちに猫のうんちおっこちてたよ。ママってすごい鼻が良いんだね!」太郎くんは口をヒクヒクさせながら一生懸命笑顔をつくりました。
ちょっと早歩きをした太郎君。後ろから追いかけてくるママが太郎君のウンチを漏らしたお尻を見ながら首をかしげます。「なんかおしり大きくない?」「え?そ、そお?ママのご飯が美味しいから、たくさん食べて太ったみたい。」太郎君はそのまま走って帰りました。
家につくとママはソファに座りました。「あれ?座らないの?」ママは不思議そうに太郎君を見つめました。「ぼく…座っちゃいけないゲームしてるから、座れないんだ。」太郎君はにげるようにその場を離れると、こっそりパンツの着替えをとってきました。
でもトイレに入ろうとした瞬間、ママに見つかってしまいました。「あれ?そのパンツどうするの?」「え?これ?寒いからパンツ2枚履こうかなーと思って。」太郎君はママの目を見ないよにそっぽを向いたまま答えました。
トイレに入ると太郎君はすぐにウンチを流しました。でも、お尻にもパンツにもウンチがたくさんついています。(これじゃぁ漏らしたってばれちゃう!)慌てた太郎くんは考えました。(そうだ!お風呂に入っちゃおう!)
忍び足でお風呂に向かうと、シャワーを出しました。するとママが驚いて飛んできました。「どうしてオフロに入ってるの?」「え?…んーとね、滝に打たれる修行するの。今忍者になる勉強してるんだ。」太郎君は必死に忍者のポーズをしました。すると…
手に持っていた汚れたパンツがポトリと足元に落ちました。太郎君は思わず「あ!ママ!あっち見て!」窓を指さしました。ママが「ん?」窓を見た瞬間、太郎君はサッとパンツを拾い上げました。
「あれ…?さっきパンツ落ちてなかった?」ママが首をかしげたので「あーあのパンツ。もう洗濯機に入れちゃった。ボク、瞬間移動使えるんだ。」太郎君は滝に打たれる修行をしながら言いました。
ママがお風呂を出ていくと太郎君はウンチがついたパンツをみながらため息をつきました。「なかなか落ちないな…どうしよう…」困った太郎君はお風呂をでると、こっそり洗濯物入れのカゴにパンツを忍ばせました。
次の日、干してある洗濯物をみると、昨日のパンツが綺麗になって風に揺られていました。「あ…」太郎君がパンツを見ていると、ママはにっこり笑った後、太郎君の頭を撫でました。
太郎君は「ボク…トイレに行く修行、がんばる」ちょっぴり恥ずかしそうに、トイレを我慢しないことを約束しました。
おしまい