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そう君は寝る前におもちゃの剣を出してきました。
どうして?お母さんが聞くと、おばけをやっつけるためと。戦う剣は虫歯をやっつける歯ブラシに。着ぐるみはゆっくり寝られるパジャマに。
そう君がやりたいことを、ちょっとづづ直しながら正しく寝る準備をするお話。
夕ご飯を食べ終わったそう君は、オモチャ箱からガサガサゴソゴソ剣のオモチャを取り出しました。「あら、それどうするの?」ママが聞くと「寝るときにオバケが来たらやっつけるんだ。」そう君は言いました。
「それはとっても頼もしいけど…オバケの前にお口の中のムシバイキンやっつけようか。」ママは剣と歯ブラシを交換しました。そう君はシャカシャカゴシゴシお口の中のムシバイキンをやっつけました。
ムシバイキンをやっつけたそう君は、今度はオモチャのバットを取り出しました。「それはなにに使うのかな?」ママが聞くと「今度こそオバケがきたらやっつけるんだ。みんなを守ってあげなくちゃ。」そう君は言いました。
「それはとってもありがたいんだけど…その前に体についたバイキンをやっつけちゃおう。」ママは優しくバットとお風呂のタオルを交換しました。そう君はゴシゴシキュッキュとお風呂で体についたバイキンをやっつけました。
スッキリサッパリお風呂から出たそう君は、恐竜のきぐるみに着替えました。「あらあら、どうしてそんなもの着ているの?」ママが聞くと「恐竜の夢を見るためだよ。」そう君は言いました。
ママは「それは楽しそうね。でも、こっちのほうが動きやすいから、こっちに着替えましょうか。」とパジャマと差し出しました。でもそう君は「いやだ。恐竜がいいもん。」なかなかパジャマに着替えません。
「恐竜の夢をたくさん見る方法知ってる?」ママがそう君に聞きました。「恐竜の着ぐるみを着ればいいんだよ。」そう君は自分の着ている恐竜の着ぐるみを大事そうになでながら答えました。
ママは「動きやすいパジャマを着ると、たくさんグッスリ眠れるから、パジャマを着たほうが長くたくさん恐竜の夢を見られるのよ。」と言いました。そう君は「そーなんだ!」と早速パジャマと着ぐるみを交換しました。
パジャマに着替えたそう君は恐竜が出てくるDVDを大音量で流しました。「あらあら、これは一体どうしたの!?」ママは慌てて音を小さくしました。「これを見ながら寝れば、恐竜の夢が見られるんだよ。」そう君は言いました。
「それならこっちのほうが静かに目をつぶって聞けるから、ゆっくりグッスリ恐竜の夢が見れるんじゃないかな。」ママは恐竜の絵本とDVDのリモコンを交換すると、TVを消して絵本を読み始めました。
ベッドに入ったそう君は、ママが読む恐竜の絵本を聞いているうちに、いつしかスースー眠ってしまいました。ゆっくりぐっすり朝まで眠ったそう君は、夢の中でたくさん恐竜の世界を楽しむことができました。
おしまい