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大人の真似をして、子供がぜんぜん寝ないとどうなってしまうのか…?寝ることの大切さが学べるお話。
たくさん寝たみきちゃんとぜんぜん寝ていないけんちゃん。二人は一緒に公園へ向かいますが…。寝ないと危険がいっぱいです。
みきちゃんはけんちゃんと公園で遊ぶ約束をしました。公園に行く途中、「ぼく、今日全然寝てないんだ!大人みたいですごいだろー!」けんちゃんは自慢げに言いました。
「私はいつもたくさん寝るよ!沢山寝ないと元気でないもん。」みきちゃんが話してもけんちゃんはぼーっとして聞いていません。それどころか、なんだかフラフラしていて元気がないのです。みきちゃんはちょっぴり心配になりました。
横断歩道にやってくると「あ!あぶない!」みきちゃんは急いでけんちゃんの手をひっぱりました。信号が赤なのに、ぼーっとして渡ろうとしたけんちゃん。あやうく車にひかれてしまうところでした。
「けんちゃん、しっかり前を見て!」今度はみきちゃん、電信柱にぶつかりそうなけんちゃんの腕を引っ張りました。「けんちゃんあぶない!」犬のうんちを踏みそうだったけんちゃんも止めました。危機一髪です。
みきちゃんと一緒に公園にたどり着いたけんちゃん。公園にいたみんなと鬼ごっこをしましたが、ずーっと鬼のまま。なんだかいつもより走るのが遅いけんちゃんは、なかなかみんなをタッチできません。
息もすぐに切れてゼーゼーと苦しそう。「大丈夫?」みきちゃんが心配しても「へーきへーき」なんだかやっぱり上の空。みきちゃんはそんなけんちゃんを見て「楽しくないから私帰る」と家に帰ることにしました。
「待ってよー!」けんちゃんはあわててみきちゃんの後を追いますが、やっぱりぼーっとしています。みきちゃんはため息を付きながら仕方なく一緒に帰りました。家に着くと「またね、ばいばい」ちょっぴり怒ってさよならしました。
「ごめんねみきちゃん。今日はたくさん寝て元気になるから、明日また遊んでくれる?」けんちゃんは泣きそうな声で、眠たそうにぼーっとしながら言いました。
みきちゃんは「夜はちゃんと寝ないと元気が出ないよ。たくさん寝て、また明日いっぱい遊ぼうね。」元気にバイバイすると、「もう絶対たくさん寝るよ!」けんちゃんは眠たい顔でバイバイしました。
次の日、「おーい!みきちゃーん!」駆け寄ってきたけんちゃんは昨日と違ってとっても元気。「今日はたくさん寝たよ!」スッキリとした顔で得意そうに話すけんちゃんを、みきちゃんはクスクス笑いながら仲良く公園へ向かいました。
おしまい