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疲れたちゅ~ぶママをぶ~君が寝かしつけてあげる物語。優しい子供心が感動的な物語。
夜目が覚めるとママがいません。どうしたのかな?と見に行くと、リビングのソファでママが居眠りをしていました。「今夜は僕がママを寝かせてあげるね」と、一緒に毛布に潜り込むブ~君。「おやすみ、ママ」
スヤスヤみんなが寝てる頃、ブー君が目を開けると、隣で一緒に寝ていたはずのママがいなくなっていました。「あれ…?ママどこ?」ブー君は寝ぼけながらママを探しに部屋を出ました。
するとママはエプロンをつけたまま、ソファでウトウトしていました。ママの周りには畳んだ洗濯物がそのまんま。「ママ、ボクみたい」ブー君はいつもオモチャを片付けないままソファで寝ちゃう自分を思い出しました。
「ママ疲れちゃったのかなー。僕もたくさん遊んだ日は疲れて寝ちゃうもんなー。そうだ!」ブー君は良いことを思いつきました。ベッドから大きな大きな毛布を持ってくると、ママにそーっとかけました。
ママはびっくりして目をパチクリ。「あら、どうしたの?」「きょうは僕が寝かせてあげる!」ブー君はそう言って一緒に毛布に潜り込むと、いつもママがしてくれるようにママのお腹をトントンしました。
「ママ、お仕事忙しかったのに急いで保育園のお迎えきてくれてありがとう。」ブー君はいつもママがしてくれているように、ママの頭をなでました。ママは「ちょっぴり遅くなってごめんね。」と謝りました。
「それから、今日はボクの大好きなオムライスを作ってくれてありがとう。」ブー君はいつもママがしてくれるように、ママのほっぺをスリスリしました。ママは「たくさん食べてくれてありがとう。」とお礼を言いました。
「それからそれから、一人じゃ寝れないって言ったら、隣で一緒に寝てくれてありがとう。」ブー君は寝るときにいつもママがしてくれるように、ママの手をぎゅっと握りました。ママは「いつもいい子に寝てくれてありがとう。」にっこり微笑みました。
「それとそれと…せっかく作ってくれたサラダを残してごめんなさい。どうしても嫌いなセロリが食べられなかったんだ…。」ブー君はいつもママに謝っている時のように、ママにペコリと頭を下げました。ママは「また挑戦してみようね」と優しく言いました。
ブー君はにっこりうなずくと「おやすみママ。いつもありがとう。」ママにギュッと抱きつきました。ママもギュッと抱きしめ返すと、ブー君は気持ちよさそうにすぐにぐっすり眠りました。「おやすみブー君、ありがとう。」ママは小さな声で言いました。
おしまい