あらすじ…

自分のおうちが大好きなボクが主人公です。

色々な動物たちに、その家について聞いてみます。彼らの家は彼らにとって最高の場所だけれど、自分にとってはそうでもない。他の家を知り、改めて自分の家の良さ、安心感を実感します。色々な家の環境が世の中にはありますが、

家とは本来、住む人が何よりも安心でき、そしてエネルギーを回復できる場所だということ、動物が住んでいる場所や、自分の家の良さを改めて学べます。

「いえ イェイ！！」を絵本にしてみた【みんなのおウチ】

ボクはおウチが大好きだ。外がブルブルさむくても、おウチの中は暖かい。
外がカンカン照りで暑くても、おウチの中はひんやり気持ちいい。

おウチでのんびりしている時間がとっても好きな時間。でも、お外の動物はどこにおウチがあるんだろう。ボクは外に出てみた。

最初にモグラさんに出会った。「ねぇね、モグラさん。あなたのおウチはどこ？」「ボクのおウチは土の中さ。」モグラさんは暗いところが好きなんだ。

次にフクロウさんに出会った。「ねぇフクロウさん、あなたのおウチはどこ？」「私のおウチは木の中よ。」木の中も暖かそうだ。

次はカンガルーの赤ちゃん。赤ちゃんのおウチは聞かなくてもわかった。「君のおウチはママのお腹のポケットだね！」カンガルーのママと赤ちゃんはにっこり笑った。

「いろんなおウチがあるんだな〜」でもボクは、自分のおウチが一番好きだった。
だって、土の中は暗いし、木の中は小さくて入れない。それに、ボクのママにはポケットがない。みんなそれぞれ、自分のおウチが１番だ。

次はコウモリさんに出会った。「コウモリさん、君のおウチはどこにあるの？」
すると、「ボクのおウチは洞穴の中にあるんだよ」と言って洞穴へ飛び去っていった。

砂浜に行くとヤドカリくんに出会った。「ヤドカリ君のおウチはどこ？」ボクが聞くと、「え？見えてるじゃないか。ボクが背負ってる貝殻の中さ。」おウチを背負ってるなんてヤドカリ君はすごい。

そういえばウチのタマのおウチはどこなんだろう…？タマを探すと「みーつけた！」タマのおウチはこたつの中だった。

ボクは友達と遊ぶのも大好きだ。公園でたくさん身体を動かすと、とっても楽しい。ブランコしたり滑り台を滑ったり。みんなで鬼ごっこしたり。

公園で沢山遊んで帰っても、友達と喧嘩して泣きながら帰っても、嬉しいことがあってスキップしながら帰っても、おウチに着くとホッとする。だから、やっぱりおウチが１番大好きなんだ。

みんなが住んでるいろいろなおウチがあったけど、どんなおウチも明日の元気がたくさんつくれる。ボクは今日も早く寝て、明日の元気をたくさん作るんだ。

おしまい

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